兩畳小空間的心靈交流
作者 佐藤宗翠
私がこれまで台湾でどんな茶道をしてきたかを何回かに分けてお話ししようかと思います。
最初は 2017 年、日本のとあるホテルが台北に会席料理店を開くことになり、そのオープニングスタッフとして仕事で台北に来ました。
そのお店では、食後に1日1組限定で、二畳の畳の中で一服お抹茶を差し上げるというサービスをしていました。
それまで日本では、大人数の茶道の経験をたくさんさせていただきました。
大人数の茶道は華やかで、目で楽しむ世界だったような気がします。
しかし、逆に二畳という極小空間での経験は全く初めてで、緊張の連続でした。
極小空間ではお客様と東の間に余白がありません。
大人数のように目で楽しむというより、互いの心で感じる世界でした。
当時、まだ中国語ができませんでしたが、不思議ですが、何を聞きたいか、何を思ったかわかるような気がしました。心でコミュニケーションが取れていたような気がします。
このようにして、台湾に来て初めて、日本では経験したことのなかった二畳というの畳の中で、
お客様が何を感じているかを言葉抜きで瞬間瞬間に感じ取っていくことで、新たに茶道の魅力に触れていきました。
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我想要分幾次來談談我在台灣進行過的茶道類型。
首先是在 2017 年,日本的一間飯店決定在台北開設會席料理餐廳,我被派來台北作為展店團隊的一員。
在那家餐廳,每日限定一組客人於用餐後,在兩畳榻榻米大小的空間內享用一服抹茶。
在那之前,我在日本有曾經參與過大型茶道活動。
大型茶道活動充滿華麗感,是一個可以用眼睛欣賞的世界。
然而,在兩畳榻榻米這樣極小的空間中進行茶道卻是全新的經驗,我總是感到非常緊張。
在極小的空間裡,客人和東之間沒有多餘的距離。
不同於大型茶道活動那樣用眼睛欣賞,這是一個可以感受彼此心靈的世界。
當時我還不懂中文,但不可思議地,我似乎能理解客人想問什麼、想表達什麼。彷彿我們能用心靈交流。
通過這樣的經歷,在台灣,我第一次在兩畳榻榻米大小的空間裡,這是我在日本從未體驗過的。沒有語言交流,卻在每一個瞬間感受到客人的心情,以全新的方式體驗茶道的魅力。